緊急のことなので前文を省き、すぐ見舞いの言葉から入ります。相手が目上なら、「急啓」「取り急ぎお見舞い申し上げます」で書き始めてもいいでしょう。
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病気見舞いの手紙で相手の病名を憶測したり、治療法について意見したりするのは禁物です。また、不慮の事故や災害に遭って取り込んでいる相手には「お困りのことがあればいつでもお申し付けください」と気遣いの言葉をそえ、手紙をできるだけ手短にまとめましょう。
衰える・枯れる・倒れる・消える・終わる・重ねる・続く・苦しむ・四・九
落ちる・苦しむ・重なる・重ね重ね・再び
前略
昨日久しぶりにお食事でもご一緒しようとお電話いたしましたところ、奥様より入院なさっていることを伺い、まったく驚き入っております。知らずにいたとはいえ、今までお見舞いにも伺わずたいへん失礼いたしました。お加減はいかがでしょうか。
人一倍お元気な貴方のことですから、きっとじきに快方に向かわれることと思いますが、どうかご無理なさいませんように、これを機会にゆっくりとご静養なさってください。
近いうちにお見舞いにあがらせていただくつもりでございますが、取り急ぎ一言お手紙にてお見舞い申し上げます。
かしこ
前略
今朝方OO様からお電話をいただき、君が事故に遭ったことを知りました。けがの程度は思いのほか軽いと聞いて胸をなでおろしましたが、本当に災難でしたね。
仕事の方は及ばずながら僕が引き受けますので、あまり心配せずに治療に専念してください。リハビリ中に何か不自由なことがあれば、お手伝いいたしますので何なりと申し付けてください。君が一日も早く元気になって出社されることを、心から祈っております。
そのうち花束を抱えてお見舞いに行きますから、待っていてください。
草々
このたびの地震の災害はなんともお気の毒で、皆様のご傷心を察しすると、お慰めの言葉もございません。
さぞお力を落としておいでのこととは存じますが、一日も早い復興をひたすらお祈り申し上げております。
何もお役に立つことができず残念ですが、お見舞いの品を別に送らせていただきましたので、お受け取りください。
他にもご入用の物やお困りのことがございましたら、遠慮なくお申し付けください。
不一
今朝の新聞でお宅様が類焼に遭われたことを知りました。とんだご災難で、心からお慰め申し上げます。
家族の皆様にはおけががなかったご様子で、安心いたしました。さしでがましいとは思いましたが、友人たちとも相談し合い、わずかながらお見舞金を集めて送らせていただきました。衣類や家財道具なども、一時お使いいただけるものがあるかもしれませんので、どうぞ遠慮なく私どもに申し出ください。
事後処理でたいへんでしょうが、お体にはくれぐれもお気をつけください。
まずは取り急ぎお見舞いまで。
かしこ
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