イラストレーターの便利なツール機能
グラデーションツール
定番のグラデーションツール。
基本で使うのは線型・円形の二種類です。
カラー選択と濃度調整で簡単にグラデーションのかかった図形を作成できます。
左が線形、右が円形です。
開始地点の色を変える事や色の追加もでき、用途に応じたグラデーションがつくれます。
フリーグラデーション
フリーグラデーションは、図のように色のポイントを追加でき、それぞれに色を選択することができます。
図はCMYKの4色にしてますが、もちろんこれ以上色のポイントも追加することができます。
シェイプツール
これは重なりあった図形をまとめることができるツールで、
雲など複雑な形の図形を複合させるのに便利なツールです。
図のようにかさなっている図形を選択し、シェイプツールにきりかえます。
あとはつなげたいパスをなぞると、なぞった部分の不要なパスが消えていきます。
図のように一つの図形になりました。
「パスファインダ」の合体と同じ効果ですが、部分的に結合したくない場合など、
用途にあわせて使い分けることをおすすめします。
はさみツール
はさみツールは切りたいパスの上をワンクリックするとカットされます。
図のように2個所クリックすると切り離されバラバラに分解することができます。
ナイフツール
ナイフツールは図形を好きな形にカットしたい時に使用します。
はさみツールとの大きな違いは、はさみツールはパスのカットですが、ナイフツールは図形をカットします。
図のようにナイフツールを選択して、カットしたい図形の上をなぞります。
するとなぞった形にカットされるので、そのまま切り離したり、色を変えたりできます。
ブラシツール
ブラシツールには通常の「ブラシツール」と「塗りブラシツール」があります。
違いはブラシツールは、パスの中心になる部分を描くことができるツールです。
そのため、後から線の太さを変えたりすることもできて便利です。
「塗りブラシツール」はブラシの太さそのままにアウトラインがかかります。
そのため、太さを維持したままブラシを使うことができるので、線の太さを変えたブラシを使う事で
後からの調整も少なくすむので魅力的です。
こちらも使用用途にあわせて、使い分けて時短してください。
線幅ツール
ペンツールでひいた線の幅を変えるツールで、
図のように、太くしたいところ、細くしたいところを自由にサイズ調整できるツールです。
図のように、1本のパスラインの中でも太く・細くできる優れもので、
イラスト製作の場合に多く使われます。イラストレーターには必須のツールになっています。
線ツールで手軽にアレンジ
線ツールを使って同じようなアレンジをする事ができます。
ツールのプロファイルの中に初期設定で6種類あるので、これだけでもかなり使えるフォーマットです。
線幅ツール・線ツール(プロファイル)ともに、自分で好きな形をつくることができるので、
自分の使いやすいペンのスタイルを追加しておくことで、より使いやすくなります。
プロファイルの形も無料でサンプルもあるので、お気に入りのブラシを見つけてみましょう。
線ツールを使った矢印
線ツールは他にもパスの端を矢印にする機能もついています。
パスを選択してピンクの囲みの部分を選択すると下図の矢印に変換されます。
線幅を変えたり矢印のサイズも「 %」で変更することができるので、
デザインにあわせて使いましょう。デザインは下図の通りです。
矢印デザイン①
矢印デザイン②
矢印デザイン③
移動ツール
何かを選択し、「Enter」ボタンを押すだけで移動させることができます。
水平なら横へ、垂直なら縦へ、両方なら斜めへワンタッチで移動させることができ、
コピーすると複製を作ることができるので便利。
あわせて「ctrl」+「D」を利用すると、移動したものに対し、
連続複製させることができます。
移動と複製を応用
移動と複製を応用する事で上図のように表組等も簡単に作成できます。
表組は連続複製だけでもつくれますが、数値を正確に入力したい場合は組み合わせる事で、
より正確に、より簡単に作成することができます。
もちろん、左端だけを小さいサイズにしてから、残りを共通の幅に設定することもできます。
ダイレクトツール
「ダイレクトツール」は選択したパスのアンカーだけを選択するツールです。
図のようにアンカーを追加した場所を「ダイレクトツール」で選択し「移動」するだけで、
五角形やふきだしのような形が簡単に作ることができます。
また、「ダイレクトツール」で消したいアンカーだけを選択し、「Delete」キーを押しても、
図のような形をつくることができます。
整列
図形やテキストを自動で整列させてくれるツールで、
左のブロックにあるのが、縦組みの整列です。
オブジェクトを選択して押すだけで「左」「中央」「右」に整列します。
右のブロックは縦の整列です。
図のように「上」「中央」「下」で整列させることができます。
どちらも頻繁に使うツールなので、常時表示させておくと便利です。
等間隔に分布
等間隔に分布はサイズや余白がバラバラなオブジェクトの余白を均等にできます。
余白が均等になることで、見た目のバランスもよくなります。