「送り状」についてのポイント
1. 到着が品物より遅れないこと
品物だけが先に届いて送り状が後になるというのは、よくない手順です。
品物と同時か、品物より早く着くようにあらかじめ配達所要日数を確認してから送りましょう。
2. 送る理由を明確に
贈答にはいろいろな意味合いがあります。
折に触れ、好意から贈り物をする場合は、その理由を相手に明確に伝えましょう。
3. 「いつ」「何を」送ったのか
発送した日付と品名をきちんと書きます。
旬のものや土地の名産品などを送る場合は、食べ方や保存日数、
使い方や由来などもそえると親切でよいでしょう。
よく使ういい回し
送付の報告「本日別便で心ばかりの品を拝送いたしましたので、ご笑納ください」
贈り物にそえる「心をこめてお祝いの品を選びました」
「親類へのお歳暮にそえる」
拝啓
師走の声を聞き、慌ただしいきょうこのごろですが、皆様はお変わりありませんか。
私どもはお陰様で元気に過ごしております。
日頃は、ご無沙汰ばかりしておりますが、そのお詫びに本日、
OOデパートから心ばかりのお菓子を送らせていただきました。
よく冷やしていただくと、いっそうおいしくお召しあがりいただけるかと思います。
おくつろぎの際にでも、ご家族の皆様でご賞味いただければ幸いです。
お正月休みには家族そろってごあいさつにうかがうつもりでおります。
これからますます寒さが厳しくなります。皆様どうぞお体を大事になさってください。
かしこ
「お世話になった人への贈り物にそえる」
一筆申し上げます。
朝夕めっきり秋めいてまいりました。
あなた様はその後お変わりございませんか。私は無事に暮らしておりますので、他事ながらお安心ください。
以前は並々ならぬお心配りをいただき、心から感謝申し上げております。
お礼のしるしに、この土地のOOをお送りしました。ご家族の皆様で召し上がってくださいませ。
日に日に涼しくなりますので、くれぐれもご自愛のほどを。あなた様のご多幸をお祈り申し上げております。
かしこ