5分でできるイラレのブレンドツールの応用
グラデーションに使われる事が多いブレンドツールですが、応用の仕方で難しい図形も簡単に作ることができます。
ペンツールで図形を作成
今回は角度の違う下図のオブジェクトで作ります。もちろん規則正しい正方形や丸にも使えます。
拡大・縮小でコピー
下図程度のサイズ感の違いの図形をつくります。「拡大・縮小」ツールで20%縮小でコピーしています。
2つのオブジェクトにブレンド効果
2つのオブジェクトを選択します。
ツールバーから「オブジェクト」→「ブレンド」→「作成」を選択します。
ブレンドオプションを適用
ブレンドを適用して隙間が多い場合は「ブレンドオプション」から「ステップ数」を選択し、数値を変更してみてください。下図では20に変更しています。
ブレンド元のオブジェクトも移動
このブレンド効果は、下のオブジェクトを移動すると、下図のように移動先にあわせたブレンドに自動で適用されます。
これで、デザインにあった位置や色に合わせる事で、印象の残るオブジェクトを作成する事ができます。
テキストに使うブレンドツール
ブレンドツールはテキストにも使う事ができます。
ここではテキストを使ったブレンドの使い方を解説します。
2つのテキストにブレンド
テキストでも2つのオブジェクトを選択して「ブレンド」「作成」を選択します。
文字へのブレンド効果
文字にブレンドを適用させると、下図のようにテキストがパスにそって作成されます。
片方の位置を移動させたり、オブジェクトの大きさを変更するだけで、下図のような効果があります。
ブレンドオプションを適用
ブレンドオプションから「ステップ数」を選択し、数値を変更してみましょう。
中央はステップ数を少なく、右の図形はステップ数を増やしたオブジェクトになります。
複数のテキストにブレンド
ブレンドツールの優れている部分は、複数のオブジェクトにも適用できる点です。
下図ではテキストを3個に交互させたものと、4個をサイズを変えて交互にしたテキストにブレンドを作成してみました。
上記のようにブレンドの効果は使い方で幅広くデザインに応用する事ができます。
自分の使い方次第でオリジナルのオブジェクトを作成し、ライバルに差をつけてみませんか。
アレンジ見本
背景を黒く、テキストに色と枠線をつけてアレンジ!
縮小した2つのパーツで立体的な動き
テキストだけを上にのせると、こんなイメージのデザインもできます。
六角形を使ったブレンド
六角形にブレンドをかけたアレンジを紹介します。
図形ツールで下図のように大小の図形を作成します。
小さい方のオブジェクトを少しだけ回転させます。
この大小の図形を選択して「ブレンド」。
ちょっと変わったブレンドになりました。
色や背景を変えてアレンジしてみてください。
線の太さや大きさを変えてさらなるアレンジ
オブジェクトの線の太さや色を変えるだけで、アレンジも手軽にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
三角形を使ったブレンド
今度は三角形にブレンドをかけてみましょう。
他と同じくオブジェクトを作成します。
通常ブレンド
ブレンドを作成します。この時ステップ数でブレンドの数がかわるので、ちょうどいい数値に設定します。
とりあえず回転してみる
三角形でも中の図形を回転させてみましょう。
これも印象的な図形ができあがります。
角を丸くしてみる
今度は角を丸くしてみましょう。図名の●ボタンで適度な角度にします。
サイズの小さい角丸の三角にブレンドを作成します。
角やステップ数は適宜調節してください。
とりあえず回転
もちろんこの中の角丸三角形も回転してみましょう。
独特なひねりのあったオブジェクトにかわりました。