「依頼状」の書き方と文例・例文ポイント
相手に何かをしてもらいたい用件を書いてお願いする手紙のことを依頼文書といいます。
多忙であったり遠方であったりして直接依頼できないときに、依頼文書を送ります。
お願いする理由や経緯を書いておくと良いでしょう。
1. 依頼の趣旨を明確に
何のために、どんな内容のことを、どの程度まで請け負ってもらいたいのか、
という依頼の趣旨を、はっきりと簡潔に書きます。
依頼の内容が複雑な場合は、箇条書きにわかりやすくまとめるか、資料などをそえましょう。
2. 手紙で頼む失礼を詫びる
頼みごとは本来、じかに先方に出向いて行うべきなので、
手紙で済ませる場合は、一言その失礼を詫びておきましょう。
3. 条件をはっきりと示す
就職の依頼は、希望する職種などの条件をはっきりと書きます。あいまいにしておくと思わぬ誤解が生じて、先方に迷惑をかけることにもなります。
借金の依頼をする場合は、資金の使い方や返済期日、方法、利息などを具体的にはっきりと書きましょう。
依頼状の文例
「先輩に就職の依頼をする」
前略
突然お手紙を差し上げます失礼をお許しください。
OO先生から先日ご連絡いただいたと思いますが、私はOO大学OO学部のOOOOと申し上げます。
かねてからOO会社に勤務なさっているOO先輩を紹介してあげよう、とおっしゃってくださり、あつかましくも筆をとらせていただきました。
ご多忙中のところまことに勝手なお願いで恐縮ですが、ご都合のよろしい日をお知らせいただきたくお願い申し上げます。
草々
「知人に借金の依頼をする」
うだるような暑さの続く毎日ですが、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
ところで、はなはだ申し上げにくいことなのですが、折り入ってお願いしたいことがございまして、お手紙を書かせていただきました。と申しますのは、実はマンションの掘り出し物を見つけ、急きょ頭金にOOO万円が入用になりました。手付金はすでに納めてあるのですが、あとOOO万円ばかり不足しているのです。融資の手続きが済み次第返済できると思いますので、とりあえずご融資いただけないでしょうか。
まずは書面にてお願い申し上げます。
不一