敬語ビギナーに多い勘違い敬語
敬語は広く使われていますが、間違って使われているケースが多いって知ってましたか。
ここでは、その間違った敬語について紹介していきます。
勘違い敬語
相手の荷物を預かる
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失礼しますという言葉が中身を点検されると誤解を生みやすいので、「お持ちいたします」という意味合いの方がベターになります。
私事で休んでいる場合
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この場合「いただく」という言葉が休んだ人を高め、休日を許可する上司を低くする謙譲語のため、外部の人に聞かれた場合はそのまま「休んでおります。」と伝えます。
薦められた本を読んで感銘を受けた場合
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「させていただく」という言葉は相手の許可をもらう言葉になるので、こういったケースは「させていただく」という敬語は使いません。
お客様が時間外に施設を利用
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「ご利用できる」という言葉が謙譲語の可能形になるため、お客様や目上の人には使いません。
上司からほめられた場合
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とんでもないという言葉は否定する事になるので、否定しない言葉で素直に感謝を伝えます。
無駄な敬語
敬語が苦手なために、必要以上に敬語にしている人がいます。
洋服を知人へあげる場合
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自分にとっては大切な服ですが、相手にとっては新品のものではないので、「よろしければ」という言葉をそえましょう。
お客様のタクシーが到着した場合
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「なさる」が尊敬語のため、車に使いません。「いたす」が「する」の謙譲語になるので、相手に敬意を表す時にも使います。
知人の家を訪ねた場合
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外の天気を伝える場合
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アルバイトが良く使う間違い敬語
会計時に三千円を渡された場合
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お預かりという言葉どおり、預かるものではないため、頂戴するという表現が正しいです。
注文状態の確認をとる場合
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お揃いの品にという表現が尊敬語になるため、「揃いましたでしょうか。」と聞くのがベターです。
飲み物を運ぶ場合
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お持ちいたしました。と伝えた方が伝わりやすくなります。
連絡先を訪ねる場合
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いだだけますかという表現は「教えて」から脱落している言葉です。
名前を尋ねる場合
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よく聞く言葉ですが、頂戴という言葉はもらうという言葉なので、名前をくださいという意味になってしまいます。
弁当を温める場合
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「ほう」という言葉自体が不要なため、そのまま「お弁当を」という伝え方をしましょう。